ワインライター 伴 良美さん
〜ワインライター 伴 良美さん プロフィール 〜
ワイン・グルメ・旅なをテーマに取材を行うワインライター。
日本ソムリエ協会公認ワイン・エキスパート。北海道新聞の記者を経て、ワイン専門誌ヴィノテークにて15年間取材・執筆を行う。
【神が宿っているかのような素晴らしいワイン】
ブルガリアのカタルジーナとロシディのふたつの個性豊かなワイン生産者のうち、カタルジーナとの出会いは、約10年前。ブルガリア大使館でテイスティングさせていただいた時。
バランスに優れふくよかな果実味と伸びやかな酸が美しく、タンニンも非常になめらか、どこかほっとするような暖かく包み込むような包容力にも魅せられ、ブルガリアワインに恋におちました。
ブルガリア固有品種「マヴルッド」も大好きで、マヴルッド特有のカシスのテイストに優しいタンニンがよりそい、こちらはワイン好きのお友達によくプレゼントしています。
みなブルガリアワインはとても美味しい!と大好評です。
カタルジーナは気品があり風格ある味わいのワインが多く、「アンコールシラー」「クエスチョンマーク」はエレガントなボディを備え金賞受賞実績も多数。国際品種においても高い評価を誇っているのが魅力です。
もう一つのロシディのワイン。「ワインは芸術である」とオーナーのエディーさんが語るように、ワインはこの上なくエレガントでピュア、旨味ののった滑らかな果実感が、体にすっとなじんでゆきます。
葡萄畑では有機栽培を実践。石灰岩と粘土が合わさった土壌なのでミネラル感があり、さらに標高300mの高地の畑には夏でも冷涼な風が吹きよせ、葡萄は過熟にならずにエレガントな酸を保ちます。私はルビンというブルガリア固有品種がブレンドされた「ロシディ・エノフィール ルビン&シラー」が好きで、専門家が集うワイン会にもって行き皆から好評を得ています。
ロシディのワインは他にもマヴルッド、シャルドネ、オレンジワインなど全てが素晴らしく、コレクションしていつもセラーにキープしています。
特にシャルドネは秀逸で、除梗した葡萄、一部除梗した葡萄、全房の3つの葡萄を分けて丁寧に圧搾、葡萄が滑らかに循環するように最新型の卵型の発酵器で約8カ月熟成。
とても丁寧な造りに驚きましたが、ピュアで滑らかな酸味と果実感がどこまでも続き余韻も非常に美しい。これも恋に落ちたワインのひとつでした。
天才エディがつくるロシディのワインはラベルも芸術的で大好評です。醸造家の人間性、哲学、味わい、デザイン性の高さなど、全てに神が宿っているかのような素晴らしいワインです。
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